2015.06.20
「おいしい」で人をつなぐ、
八百屋という仕事
自然栽培の生産現場で修業を積み、八百屋をはじめた青果ミコト屋。
野菜を育てる農家と消費者の架け橋として、野菜や流通現場が直面する状況をつぶさに見つめ続けています。自分たちが普段口にしているものが、どうやって生まれ、どこからやってくるのか。
どんな仕事でお金を稼ぎ、そのお金で何を食べるのか。野菜のこと、食べることを通じて、働き方や生き方についても問いかけるエッセイです。
旅する八百屋 青果ミコト屋著 アノニマ・スタジオ刊 定価1,600円+税
青果ミコト屋(鈴木鉄平、山代徹)
青果ミコト屋は、鈴木鉄平、山代徹(ともに1979年生まれ)の2人が立ち上げた小さな八百屋。自然栽培を中心とした旬のおいしいオーガニックの野菜を取り扱う。“ミコト屋号”という古いキャンパーをベースに、日本全国の農家さんを旅してまわり、生産現場に足を運ぶ。店舗を持たず、定期宅配と移動販売で全国各地で開かれるマルシェやイベントなどにも多数出店。場所さえあれば、全国どこにでも野菜を届ける。