2016.09.22
「今世紀もっとも過小評価されているであろう」と評される漫画家・関根美有、初の単行本!
「白エリと青エリ」は、高校1年生のエリが仕事やはたらく大人を観察しながら成長する新感覚・労働系大家族漫画。シュールでシニカルながらどこかあたたかい、同時収録作品も読み応え十分です。脱力系のタッチで繰り広げられる独特の世界観、日常のなかにある気づかなかった視点やことば。関根ワールドに、あなたも、ぜひ。
著 関根美有
定価:本体1000円+税
A5版・120ページ
仕事について考えていた高校生のエリ。やがて世界も、はたらくこと自体も変わって…。労働系大家族漫画「白エリと青エリ」いよいよ完結!妊娠中の形容しがたい不安や揺れを描いた出産漫画「育む茶室」ほか1編を収録。
あたたかいまなざし、はっとすることば。注目の関根美有最新作品集です。
木皿泉さん(脚本家)推薦!
「本屋ってすごい。こんなにおもしろいモノを、こっそり売ってたりするんだもん。」
罪を犯すのは人間だけ。でも、誘惑に勝てるのも人間だけ。
すごいことなのに、それではお金にならない。
「やっぱり人間にしかできない仕事はないのかな」
まだ答えの出ないエリなのでした。(「白エリと青エリ2」より)
ぼくは犬小屋ではない。
ぼくは茶室だ。
母が12歳のときに建てた。 (「育む茶室」より)
【収録作品】
白エリと青エリ 17話〜32話
育む茶室
彼女のしごと
あとがきまんが・エリと青葉子とマミさん
著 関根美有
定価:本体1000円+税
A5版・124ページ
関根美有(せきね・みゆう)
1977年仙台市生まれ。秋田公立美術工芸短期大学卒業。ロッキング・オン『H』『コミックH』等に連載(現在は終了)。2012年アックス新人賞 佳作受賞。現在は、ほのぼのとした漫画を描きながら、堅めな本の図版やイラストも作成。兼業漫画家として、出版社やパン屋などさまざまな職業を経験。現在『月刊ミステリーボニータ』(秋田書店)で「タピシエール」を連載中。著書に『白エリと青エリ1』(タバブックス)『はびこる