2016.01.30
■50歳から歌いはじめたミュージシャン、吉上恭太。生業は翻訳家、これまでに雑誌社や児童書版元で働いたり、フリーのライターとしてさまざまな仕事をしたりしてきたなかで出会った人たちのこと、立ち止まって考えてきたこと、つねに傍らにあったギターと音楽のことなどを、飾らない人柄そのままの筆致でつづるエッセイ集。
「いい年をして、こんなことをしていいんだろうか?」とポツリというと、それを耳にした山川さんがきっぱりといってくれた。「一度、始めてしまったのだから、続ける責任があるんです。50歳で音楽を始めるなんて、だれにもできることじゃないんですから」
(「フォーエバー・ヤング」より)
著者:吉上恭太
発行:トマソン社
[2015年10月/T174×Y109ミリ判並製カバー/256P]
挿画:あまのさくや(さくはんじょ) / 装丁:千葉 泉
定価:1,500円+税