2016.03.09
安藤サクラ主演『百年の恋』で第39回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を獲得した、足立紳の小説家デビュー作。
結婚とは、永遠に続く倦怠期。
プライドと自意識だけ人一倍高い無職同然の夫にようやく仕事のチャンスが舞い込んだ。働き者でしっかり者の恐妻、5歳の娘とともに4泊5日の四国旅へと向かうが……。結婚10年。「女房とのセックス」のハードルが、ここまで高くなろうとは。
足立 紳(あだち しん)
1972年鳥取県生まれ。日本映画学校卒業後、相米慎二監督に師事。
助監督、演劇活動をへてシナリオを書き始め、第1回「松田優作賞」受賞作『百年の恋』が2014年映画化される。
同作にて、第17回シナリオ作家協会「菊島隆三賞」、第39回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。
ほかに第38回創作テレビドラマ大賞受賞作品『佐知とマユ』、『お盆の弟』(2015年劇場公開)などがある。『百年の恋』と『お盆の弟』で第37回ヨコハマ映画祭脚本賞を受賞。
乳房に蚊 足立紳著 幻冬舎刊 定価1,300円+税