2016.11.26
リベラル・デモクラシーの断崖から世界を照射する
2004年の小泉政権下でのイラク邦人人質事件から2015年の安保関連法案をめぐる国会前デモまで、そこに顕在化した「リベラル・デモクラシー」のリミット=断崖を示す、現在、最もアクチュアルな批評家・絓秀実の最新時評集!
2016年現在の「戦後憲法」と「民主主義」をめぐる書き下ろし論考(「戦後憲法は「正統」に成立したのか、民主主義が必須に内包する「革命」をめぐって」)を収録。
文中で言及された出来事や固有名詞等についての、10万字以上に及ぶ脚注を付す。
本書は文芸誌「en-taxi」(扶桑社)に二〇〇四年春号(vol.5)から二〇一五年冬号(vol.46)まで連載した時評に加筆、訂正を加えたものです。
絓 秀実時評集 タイム・スリップの断崖で 書肆子午線刊 2,300円+税