2016.02.07
日本人の真心を伝える歌声を訪ねて――唄と踊りとお酒で紡いだ愉快至極な民謡紀行!
民謡はなぜ、人を元気にするのだろう……佐渡おけさ、木曾節、会津磐梯山、河内音頭、黒田節などの名曲から福島復興の祈りを込めた盆踊りまで、全国各地を訪ね歩いて歌う現場を生で体感。唄の名手たちと語らい、歌い継がれてきた歴史と変遷を繙きながら、根底に流れる人びとの情念をすくっていく滋味豊かな紀行エッセイ!
石田千(イシダ・セン)
1968年、福島県生まれ。東京育ち。國學院大學文学部卒。2001年、「大踏切書店のこと」で第1回古本小説大賞を受賞。おもな著書に『あめりかむら』『きなりの雲』『バスを待って』『夜明けのラジオ』『きつねの遠足』『もじ笑う』など。
唄めぐり 石田千著 新潮社刊 定価2,300円+税
判型:四六判(185×132×24㎜ 427ℊ)
頁数:406頁